遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「きついこと言うなあ」というニュアンスの物言い。多少むっとしている状態であることが多い。
「ひどい」は漢字で書くと「酷い」・「「非道い」と二通り辞書に記載されてるが此処での場合は「非道い」という意味での使い方であろう。残酷な事言うということでも使われたりもするが、人の道を外れてるみたいな思いやりのなさを指すつかいかたの方が多い。
「ひどいことゆうやあ」の記事でも書いたが「やあ」がつくと「勘弁してよと」いう感じになる事が多いが「やあ」がつかないと「そんな言い方しなくてもいいでしょ」みたいな勢いになることが多い。
より強く反論する場合は男言葉なら「なんちゅうことぬかすだあ」女言葉なら「なんちゅうことゆうよを」とかになる。こちらは「ふざけんなよ」並みの怒った状態に近い。
もちろんいずれも物は言い様なので言い方のニュアンスによりけりで変化はあるが。
例文
「こんだけバーん高くなるとなかなか跳べる奴いんなあ。だけん次のあいつなら跳べそうだなあやあ。」
「あいつじゃ跳べんよ。」
(あいつには跳べないよ。)
「なんで?中学の時分高飛びやってたって言ってたにい。」
(どうして?中学で高飛びやってたって言ってたよ。)
「だってこないだ彼女に振られたばっかだもんで心が沈んでる分重たくなってて高く飛べんだもん。」
(なにしろこの間彼女に振られたばっかだから心が沈んでる分重くなってて高く飛べれないからね。)
「ひっでえことゆう。本人にいったらすかぁ。」
(随分な事言うなあ。それ本人に伝えてやろうか。)