遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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仲間に入れてと言う意味である。「まぜる」には当然、交ぜるという共通語の意味もあるが、遠州では人に対しても使う。逆は「はぶせ」。
ま、想像だが「まじわる」か「まじる」が「まぜる」に訛ったという話しではあるまいか。
「やあ、みんなしてなにやってるだあ。ワシもまぜとくりょうやあ。」
(ねえ、皆集まってなにしてるの?私も仲間に入れてくれないかい。)
「今から呑み行くだあ。おめえも来るか?寿司だでちっと会費奮発しんとかんだけどやあ。」
(今から呑みに行くの。君も来るかい。寿司だからワリカン金額高くなるけどね。)
「小遣い使い切っちまうわ。そんだだったら無理だわ。そういうこんならワシまぜてもらわんでもええでねえ。」
(小遣い使い果たしちゃうよ。あきらめるわ。そういう話なら自分は仲間に入れなくてもいいよ。)
別の奴を見て
「どうせる?あいつもまぜる?」
(どうする?あいつも仲間に入れる?)
「あいつんまざると会費分以上食ってけつかるで損だに。」
(あいつが入ると会費以上に食いやがるから損だよ。)
「つったって声掛けとかんと後ではぶせにしたって恨まれるにぃ。」
(そうは言っても声掛けとかないと後で仲間はずれにしたって恨まれるよ。)
「ま、とにかくがんこ飲まいて喰えんくさしときゃええら。だで声かけとかすかねえ。」
(まあとにかく沢山呑まして食欲なくなるようにすればいいかあ。それじゃあ声掛けとくか。)
「そうすっかあ。」
(そうしよう。)