遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
遠州弁的言い回し
助けるだと救助の方にもなるので応援という意味での援けるをタイトルとした。
「援けて」と頼むにしても色々と言い方はあるもの。
レベル 日常茶飯事レベル
別に「やる」でも「手伝う」でもなんにでも置き換えられるものであるが、ここでは「たすけて」を例とする。「お~い」とかの呼びかけを入れたのは省くと切羽詰まった感じになるので。ちなみに「お~い」は遠くにいる人に呼び掛けてる訳では無く「ちょっとぉ」・「ねえ」といった意味合い。
ここで述べてるのはあくまで援けて欲しい人が発する場合である。(第三者が発すると若干意味合いが異なるものもある)
「お~い、たすけて」
援けを頼んでいる。これが普通というか基準として以下を述べる。
「お~い、てえかして」
手を貸して。これがよく使われる言い方であろうか。「たすけて」より頼む要件は簡単だからと暗に伝えてる勢いを有するところが使い勝手がいいんであろうか。
「お~い、たすけてやあ」
援けを乞うている。依頼という勢い。
「お~い、頼むでたすけて」
援けを乞うている。懇願という勢い。
「お~い、たすけてくれんかねえ」
援けてくださいとお願いしてる。下手に出てる。これより下手度が低いのは「たすけてくりょう」とかがある。
「お~い、たすけてくれるとうれしいだけどやあ」
援けてくれたら有り難いんだけど。伺いを立てているという勢い。言い方の割には断りづらいものでありそれでもなお断ると非道と罵られかねない結構な強要力がある。
「おい、たすけようと思わん?」
この状況を見て援けようとは思わないかい?と言っている。良心に問いかけてるというか伺いよりも強く依頼よりも弱い協力要請といった感じか。
「お~い、普通たすけるらあ」
援けるのが当然だと言っている。随分横柄に聞こえるがそういう意図はなくニュアンスで訳すと「見てないで援けてくれよ」という要請である。使いどころは親密度の深い間柄に限られる。浅い関係でもしこう発すればまんまで横柄ということになる。
「やあ、たすけようと思わん?」
女性の場合は「やあ」が「ほい」に替わる。「援けようと思わない?思うだろ普通は」という言い方の略された言い方。道理を説いてるというか説得してる勢いが強い。
「おい、たすけよを」
援けなさいと命令・指示してる。上から目線であるので長老クラスが言うが相応しい言い方。
「やあ、たすけよやあ」
ぼけっと見てないで援けろよなと言っている。こちらも命令・指示であるが上から目線に限った言い方ではないので年齢関係なく広く使われる。
まだ他にもあろうがこの辺で。