遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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遠州弁的言い回し
結構難しいもんなのかな遠州弁を喋るのは
テレビを視てたら、ドラマの番宣で磐田の雄(勇?優?)「長澤まさみ」氏VTR出演にて曰く
(このドラマ)「ど面白いにい。」
それを受けての千葉出身の広瀬アナウンサーのたまいたるは
(まさみさん)「ど可愛いにい。」
片や普通な遠州弁。こなたなんか違う遠州弁。文字に表わすと判んないだろうが
微妙なイントネーションもさることながら、継ぎというか区切るところが違うのである。
「どおもしろいにい」は「「どおも」+「しろい」+「にい」と区切って発しているから違和感は無い。
「どかわいいにい」は「ど」+「かわいい」+「にい」もしくは「どかわいい」+「にい」と区切って発しているから違和感が生じる。
この場合は「どかわ」+「いい」+「にい」と区切って発するのが普通の遠州弁であろう。「かわいいにい」の場合なら「かわいー」(いいをいーと伸ばして一音にしてる)+「にい」でいいのだが。
合ってるかどうかは知らないが、遠州弁は3文字以内でひとくくりにしたがる傾向が強いのかもしれない。遠州弁の特徴的な言葉とされる「だもんで」は四文字だが発するにおいての意識は「だ」+「もんで」か「だもん」+「で」(意味合いによって使い分けている)である。
遠州弁ってアクセントもそうだけどこういう区切る箇所が共通語と異なるというとこがあって、結構実際発するに於いて難しい言葉なのかもしれないとふと思った。
ちなみに「にい」は「から」・「よう」・「のに」等々色々使いどころによって意味合いが変わるが、この場合の「にい」は「よう」と訳すが相応しいかと。
「とても面白いよう」・「凄い可愛いよう」といった具合。
遠州弁的言い回し
「な」
これは遠州弁なのかそれともどこからか伝播してきたものなのか。
使い方例としては
「どうするな?行くな?行かんな?」
「どうするんだよ。行くのか?行かないのか?」と言っている。
遠州弁には
「どうするだ?行くだ?行かんだ?」
という言い方もあり「だ」=「な」と勘繰れなくもない。
共通語に置き換えるとしたら「の」になるのであろうか
「どうするの?行くの?行かないの?」
で、この「な」という言い方。それなりに普段日常耳にしたりするものであるが、遠州弁と呼べるものなのだろうかとふと。
より遠州弁っぽいのは「だ」だと思えるし意味的に「だ」と「な」の違いはあまり感じられない。強いて違いをほじくれば「行くだ?」は「行くのか?」と問い詰めてる勢いが増し、「行くな?」だと「行くのかな?」みたいな訊ねてる勢いが増すといった違いがなくもない。
「の」=「だ」=「な」と仮定して
これに「か」を足して「のか」という意味での「だか」・「なか」とすると
「どうするだか。行くだか行かんだか。」(どうすんのか。行くのか行かないのか。)は有るが。
「どうするなか。行くなか行かんなか。」という言い方は存在しない。
「だ」=「の」・「だか」=「のか」と置き換えは出来るが「な」=「の」にはなるが「なか」=「のか」という事にはならない。というか「なか」という言い方は無い。
で、「だよ」という意味での「だあ」・「なあ」とすると
「どうするだあ。行くだあ?行かんだあ?」(どうすんだよ。行くのかよ行かないのかよ。)は有るが
「どうするなあ。行くなあ?行かんなあ?」という言い方は有り得そうだが遠州では聞かない言い回しである。
遠州弁で使われる「な」は「のかな」の略と考えて「なか」とか「なあ」といった他との組み合わせは無いと勘繰るのが妥当な線なのであろうか。
どっかから伝播してきた言い方なんだろうか「な」というのは。と、思えてくるが、はてどうなんでしょ。東北っぽくもあり関西っぽくもあるかなと思えもする。
遠州弁的言い回し
「だもんで」は遠州の特許ではない。
他方に行って「だもんで」を連発すると「あなた浜松の人?」と訊かれるというのをネットにおける投稿(書き込み)やブログ記事でよく目にする。
「だもんで」は確かに浜松人はよく口にする言い回しであるが、ちょいと待てよと。
まず、これは遠州弁全域で使われるものであって浜松とは限らないというのが一点。
で、しかも「だもんで」は三河・駿河とかでもよく使われるものであってより浜松と限定する根拠とは成り得ないのではないかというのが追加で一点。
といった疑問が生じるのである。
静岡県の西部地域(遠州)といえば「浜松」が代表と思われてる(知名度が高い)からということもあろうゆえに「浜松の人」=「遠州人」という意識で使われてるのは薄らほのかに理解できるのだが。
なんで「豊橋の人?」とか「しぞ~かの人?」と訊かれないのかという疑問は残る。
使い方例を挙げると
「だもんで今日来ただよ。」(だから今日来たんだ。)
「せっかく今日来ただもんで。」(せっかく今日来たんだから。)
「だもんで」は文章の頭につけば「だから」・「なので」。文章の最後につけば「なもので」・「なんだから」。とかいった訳になるものであるが、もしかしたらこのいずれかの使い方が遠州独特ということになるだろうか。
頭につけての「だから」という意味使いは三河の衆でも使ってるよなあ確か。
ところで話しが飛ぶが「だもんで」じゃなくて「なもんで」だと共通語になるのだろうか。もっとも使いどころは全く異なるだろうが。
それでも置き換えられる言い回しを探すと
「今日は遅れ気味なもんで」=「今日は遅れ気味だもんで」
とかが思い浮かぶ。
遠州弁的言い回し
「ふんとそうだに」
共通語に訳さば「本当そうなんだよ」ということになるが
「ほんとそうだに」
と発するよりも「ほんと、ほんとにそうなんだって」くらいな勢いの相手に同意して貰おうという意識の籠もった言い回しである。つまりは感情的になってるということである。
「ふんと」の「ふ」を口で「ふ」と発音するのと鼻息を強めて「ふ」と発するのと二通りが思い浮かぶ。鼻息で「ふ」と発せんとした場合はとても強調してるという勢いという事になる。
「ふんと」の効能は「ほんと」と言うよりも感情が籠もった言い回しであり
「ホントだって」というより「ふんとだって」という方が力(りき)が入っている勢いとなる。あまり強いと相手が引いて
「ああ分かった分かった」とか言って受け流そうとされるから却って伝わらないという事も多々あろう。
「ほ」が「ふ」に変わる言い回しは
「ほんと」→「ふんと」・「ほんで」→「ふんで」
とかが頭に浮かぶ。
「ほんま」は遠州では使われないので「ふんま」という事には当然ならない。
他には「本気」を「ふんき」とか言う事は無い。
例文
「きんのう○○に遭ったにい。」
「うそだねっ。」
(そんなことある筈がない。)
「ふんとだってえ。うそじゃないって。」
(本当だって。嘘じゃないって。)
「信じれん。をたこくのもたいがいにしよやあ。」
(有り得ない。いい加減な嘘ばかりついてんじゃねえよ。)
「嘘なんかついちゃいんって。ふんとそうだっただって。」
遠州弁的言い回し
「ほざく」というのを
「ぬかす」と言うより「こく」と言う方が遠州では多い。のかな?
根拠のない憶測記事。
別に「ぬかす」を使わないという事では決して無い。
が、地域差もあろうが「こく」を使う方が圧倒的に多いというのが遠州での傾向ではなかろうか。
「なにをほざくか。」だったら
「なにょうこく」・「なにょうこいてるだあ」
と言うのが遠州弁っぽい。
「ぬかす」だと「抜かす」(追い抜く)という意味使いがよく使われる。といっても「なにぬかしてるだあ」で「何を追い抜いているんだ?」と受け取るという事では無く意味はきちんと通るものでヒアリングは可能だが自分では使わない傾向にあるというものである。
遠州弁らしいといえるのは「冗談ぬかしちゃかん」ではなく「冗談こいちゃかん」である。
それと「なにぬかしてるだあ」だとちょっと上から目線っぽく映り「なにこいてるだあ」はタメ目線といった感じの違いも覗われる。「ぬかす」の多用は「えらそうに」と映りかねないので使用は控えめということもあろうか。
女性は「こく」は「言う」という意味使いのみで「ぬかす」・「ほざく」という意味使いはしない。
「冗談こいちゃかん」は女性も使う。
「なにょうこく」だと女性表現は「なにゆってるよを」とかになる。