遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「そうズラ」で御馴染みの「ズラ」。遠州弁ではもう絶滅種の表現ではあるが、以前使われていたことは確かであり、一応残しといたほうがいいのかなということで。
ふんで、問題は「ずら」なのか「づら」なのか。言う分にはそんなのどうでもいいことだが、書き残すとなると選択に悩むものである。共通語においても鬘(かつら)の事を略してズラと呼ぶように「づ」と「ず」の境界線なんぞ曖昧模糊で構わないのだろうけれども。
それでも現在遠州弁では、「だら」が主流であることを考えれば、同じタ行で変化してきているのではという考えもある訳で。そういう考えでいくとここは「づら」で押した方が自然かなと思えなくもなし。じゃによって私のブログにおいては出て来る事はほとんどないだろうけども「づら」でいこうかなと思う次第で。
遠州での「づら」が山梨とか静岡県東部の現役「ずら」と同じものだったのかは、多分一緒だったんだろうけども確かな事は分からない。
ちなみにあるところでは古語の「うずらむ」の変化したものと説明がなされており、正しくは「ずら」なのであろうか。推量の助動詞「うず」+推量の助動詞「らむ」の合体形であるとのことだが、それでも私は「づら」でいきたい。解釈としては完了の助動詞「つ」+推量の助動詞「らむ」の合体形という解釈の方を取りたい。何故なら「づら」は推量としての使い方に限らないからである。例えば
「これ便利だで買ってくづら」(これは便利だから買っていこう)
といった風に。必ずしも推量の(買っていくんだろ?)ということになる訳ではないのだから。
推量+推量=主体の判断とかいう公式があるのなら「ずら」が正しいのであろうが。どうなんでしょうね。
ちなみに完了の助動詞「つ」は「石炭をば早や積みはてつ」の「つ」であろうか。この根拠でもって「づら」だと言っているのでありこれを遠州弁に変換すると「石炭はあ積み終わったづら」となる次第で。
聞いた聞いてないの押し問答編
「なんであんた持って来てないよお。」
「知いらんやあ。聞いちゃいんにい。」
「ちゃんと言われてたじゃん。憶えちゃいんだか?」
「いつう。」
「先週の木曜にい。帰りがけに班長言ってたら?」
「憶えちゃいんやあ。」
「もー、憶わさらん方ん悪いだで自分でなんとかしなよお。うちら知らんでねえ。持っちゃいんなら置いてくにい。」
「そういわすとお。なんとかせるで勘弁してやあ。」
「どうにい。」
「そんなちんぷりかあらんだってええじゃんかあ。行ってどおにかせるでえ。」
「ちんぷりかあってなんていもしんにい。人聞き悪いやあ。」
「ま、なんしょ行かまい。行って考えりゃいいじゃん。」
「しょんねえなあやぁ。後ホントに知らんでねえ。」
例文音声はこちら
近所づきあいでよく聞く会話・おすそわけ編
「よかったらこれもらって。」
「いやあこんなことしんでもいいだにい。それじゃあ申し訳ないって。」
「気にせんといて。家じゃ余るもんだで腐らいちゃもったないだでもらってやあ。」
「いつもいつも貰ってばっかだでそれじゃ気い引けるやあ。」
「そんなことないよう私だっていつももらってるだで気にしんで。」
「そんなあ世話んなってばっかでホント気いつかわしちゃって悪いって。」
「ええでもらって。」
「そ~おホント悪いやあ。ありがとねえ。美味しくいただくわ。」
例文音声はこちら
何回お断り問答を繰り返せば良いのかが神経を遣うところである。いきなし「あそうありがとねえ」となれば「ごうつくな遠慮知らん人」の烙印押されるし執拗に断れば「気い利かん人」と呼ばれてしまう。そういうとこは全国共通ではあろう。
男でよかったと思う会話である。
始めに書いときますが遠州弁ではございません。あしからず。遠州では使ってないよと言うことを述べるために記載しておきます。
怖ろしい怖いという意味らしい。物凄くとかいう意味もあるのかと思っていたがそうではないらしい。なので「おそぎゃあくしんどい」(がんこしんどい)とかいう使い方はおかしいということになる。
名古屋独特の言葉かと思ってたら、駿河の方の方言研究されとる人のサイト入ったら地元の方言でもあると書いてあった。(もっともおそがいだけでおそぎゃあはなかった)
だけど、遠州、少なくともうちの集落で「おそがい・おそぎゃあ」使う人おるなんて聞いちゃいんにい(使う人が居るなんて聞いたことがない)。だから尾張から飛んで駿河でも使われてる言葉としかいいようがない。遠州では「おっかない」・「どこわい・馬鹿こわい」が普通使われる。ごく稀に「おっとろしい」と言う人もいる。脱線話しになるが、「おっそろしい・おっそろしく」だと物凄くという意味になる。「またおっそろしく派手だなあ。」(これまた物凄く派手だなあ。)
勘ではあるが、「おそがい」と「おそぎゃあ」は別物と考えられなくないかと思ってはいる。
Drスランプのニコちゃん大王の放つ名古屋言葉として全国的に知れ渡っているのと、実際使っていないので例文は挙げようがないので、これ読んどるおみゃーさんには申し訳ないだが省略するだがね。勘弁してちょ。
遠州弁では両方ともバイクのことを指すと云う事になっている。では、その違いについては?
これについては個人差というか解釈が人それぞれであるので、私の感覚を説明することとする。
ぽんぽん。基本音のまんまであり、小型のエンジンが回る音からついた呼び名。したがって小排気量の車両のことを指す。カブとかスクーターをそう呼んでいた。余談だがぽんぽん菓子というのが昔巡回で売りに来てた業者とかが存在していてその機械の音がぽんぽんという音でもあった。
ばたばた。聞こえてくる音が軽快なものではなく、力がありそうな印象を受ける。したがって重量のある車両を動かせるための大型エンジンを搭載したものを指す。陸王とかハーレーみたいな車両。実はバイクに限らず、自動車のビートルの水平対抗エンジンも同様な音がするので小さい頃はカブトムシもばたばたと呼んでいた記憶がある。
今の高回転で回るエンジンとは異なるので今のバイクの音を聴いて当時を偲ぶことは無理である。なにしろ信号待ちとか低速になるとよー止まる(エンストする)くらいの危なっかしい回転数だった頃の話なのだから。