遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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言葉の意味に説明は不要と思われるが、遠州では普段よく使われる表現ということで記載。
最悪なことにはならないよと言ってる。
特に命の危険があるような事に限らず、びびりこいてる(躊躇してる)奴に向かって「いいからやれよ」とか「早くやれよ」と背中を押すような時とかで使われている。「死ぬ」という表現には「失敗する」とか「怒られる」とかいう意味を持たせているということである。
ただし必ずしも絶対大丈夫と言い切れ無い事でもこう言ってやらせようとする時もあるし失敗しても怒られないと約束されてる訳でもないので鵜呑みに信用してはならない。「大丈夫だよ」とか「心配しなくてもいいよ」とかいう表現とは違う他人事だと思っていい加減なこと言うな的表現であることが多い。
「死にゃせんでいいよ」と「死にゃあせんでいいよ」という言い方が存在するがあまり意味的には大差ないように思われる。
例文
「これ、なんか正味期限やばいんだけど。」
「死にゃあせんでいいよ。ちっとばか切れてたって便所近くなるだけだで。」
「ひょんきんじゃん。他に喰うもんないだけえ。」
「ほいじゃ正露丸つけるでこれで大丈夫だら。」
「お~い勘弁してやあ。」
例文音声はこちら
「よくはしらんが」詳しくは・細かいことは知らないけれどという意味。まあ共通語では「よくしらないけれど」という表現に「は」が入っただけのことではあるが。なんか遠州弁っぽいよなと思って記載。
聞いた話しだけどとか聞くところによるとみたいないまいち根拠に自信がない話しをする時の枕詞みたいな使いかたもあろうて。他の言い方では「よくはしらんだあ」というのもある。もっと崩すと「よかあしらんだあ」。
ところで、この場合で使われる「よく」は漢字にするとどうなるか。
ようく聞け・よくぞ申したとかの使い方と同じなのかしらむ。それとも別個か。
能く・好く・良く・善く・佳く
勿論答えはよくは知らんだあケースバイケースなんだろうなきっと。
例文
「こかあどをやって開けて入るよを。」
(ここはどうやって開けて入るんだ?)
「よくは知らんだあ管理人さんに開けて貰わにゃ入れんらしい。」
(聞いた話しだけど多分管理人さんに開けて貰わないと入れないらしい。)
「で、その管理人さんってどこにいるよを。」
「それは知らんだあ。」
「駄目じゃん。」
まあまあそんなこといわないでという意味。
遠州人の口癖みたいなもんで、場を落ち着かせようとか言う場合に使われることが多い。本気で怒ってる人にへらへら笑顔でこれを口走ると逆効果になるので決して万能の冷却剤ということではない。
その1で例文書かなかったのでその2で
例文
「わしそれ嫌いなんだよね。なんか味んえぐいもんで。」
「まあそをおわすとを、騙されたと思って飲んでみい。結構いけるに。」
「どこがよを。絶対嫌。」
「我関せずみたいな顔して寝ていやがる」と言っている。
味噌は「知らん顔」という言い方というかアクセントが独特だということ。
それに「ど」をつけてより遠州弁っぽくややこしくしている。尚、「どじらん顔して」と「しらん顔して」はイントネーションが異なる。
この「しらんかおして」のイントネーション「しらん」は国名の「イラン」、「顔」は「カオス」の「ス」抜きと同じと説明すればいいんだろうか。とにかく共通語と異なる。
「どじらんかおして」の場合だと「どじ」+「らん」+「花王」+「して」といった塩梅だと思っていただければ当たらずといえども遠からず。
使い方は大抵この言葉の後に「ホントおこれる」がつくのでふてぶてしい野郎だとか反省の色がないとかいう場合に使われることが多い。
例文
「なにちんぷりかあってるよを。」
(なにふてくされてるのよ。)
「も~。ガキはどこ行ったでえ。」
(う~。ガキはどこに行ったんだ。)
「そこんさあで寝えってる。」
(そこで寝てるけど。)
「やあ。どじらん顔して寝えってけつかる。」
(あ~そ知らぬ顔して寝ていやがんの。)
「なによを。なんかしたぁ。」
(どうしたのなんかあったの?)
「なんかじゃねえよ。目覚まし時計バランバランにしてはあ直りゃせん。」
(どうもこうもないよ。目覚まし時計ばらしちゃって使い物になりゃしない。)
「好奇心旺盛っつうこんだでええこんじゃん。」
(好奇心が旺盛な証拠でいい事じゃないの。)
「馬鹿ゆっちゃかん。明日起きれもしんに。遅刻したらどうしてくれゆよを。」
(なに悠長な事言ってるんだ。明日起きれないじゃないか。遅刻でもしたらどうしてくれるんだ。)
「いいじゃん寝にゃあ。どうせ会社で居眠りこいてるだら?」
(いいじゃないの寝ずに起きてれば。どうせ会社行って居眠りするんでしょ。)
「随分なことゆってくれるじゃんか。なんか問題すり替わっちゃやへんかあ?」
方言ということではないのだがよく使う表現として記載。
「好きにして」なんて女性に言われでもしたら男子としては鼻の下が伸びてしまうものであるが遠州では普通に聞かれる。と言ってもそういう意味で使われている表現ではなく「もうついていけない」とか「勝手にやってな」とかいう降参的あきれた意味使いとして使われているのである。
味噌は「はいはい」がつくところか。「も~」でも「へいへい」でもなにもつかなくても「好きにして」の意味に変化はなくそういう使い方でもニュアンスは同じであるが。
共通語でも「も~好きにしな」という使い方があるのと一緒。ただしニュアンス的には大きく違って共通語の「勝手にしろ」みたいな憤怒の感情などは微塵もなく遠州弁で使う場合はただひたすらあきれてるというニュアンスになる。まあそういった部分は共通語にもあるのだろうが。
男女兼用の表現であって女性専用の言い方ではない。
例文
「昔は3Kってのがもてる条件だっただにい。」
「汚い・苦しい・臭いのがかあ?どこがでえ。」
「高身長・高収入・高学歴っ!あんたたあ大違い。」
「なにょうこいとるだあ、わしだって3Kだにい。」
「どこがよを。」
「気ぜわしない・根性なし・口汚い。」
「・・・はいはい好きにして。」