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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

つみくる・ちみくる・つみきる

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つみくる・ちみくる・つみきる

「つみくる」と「ちみくる」は抓る(つねる)。

「例文

「いやだやあ。蚊にさされちってえ。痒くて堪らん。」

「ほんなもん掻いたりちみくっちゃ駄目だにい。かえってずうっと痒みん収まらんくなるでえ。」

「ムヒかなんかない?」

「それがないだよ。だで爪で十字切っとけ。」

「ちみくるのとどう違うよお。」

「知らん。知らんけどそうせる奴いるにい。効くかどうか試しいやってみい。」

例文音声はこちら

「つみきる」だと摘み取るというニュアンスでうちの集落辺りでは使い分けられている。この場合の「きる」は「切る」。もちろん全うな積みきる(積み尽くす)とか摘みきる(摘み尽す)とかいう共通語とは別の話し。

全部辞書には載ってないので方言であろうが、「つみくる」と「ちみくる」は遠州弁であろう。「つみきる」は広い範囲で使われている方言で場所によっては(遠州でも)「つみきる」もつねるという意味で使われている地域もあるらしい。

「ちみくる」は指でつねるのではなく爪でつねる事をさす事が多い。なので当然痛い。その点「つみくる」は指ででも爪ででもどちらにでも使うのでそう痛そうという感じはしない。

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