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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

あっちんさあ・こっちんさあ

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あっちんさあ・こっちんさあ

細かく訳せば「あっちのほう」・「こっちのほう」といった「さあ」=「方角」ということになるのだけれど、そこまで厳密には使われてはおらず単純にあっち・こっちという使い方がされている。
「さあ」は「あっち」・「こっち」に限らず「右んさあ」・「左んさあ」とかいった「ほう」という使い方は多用されている。
蛇足だが「田中さあ」とかいった「さん」という意味の「さあ」も存在する。

なお、「あっちんっさあ・こっちんさあ」という言い方は「ぞんざいな言い方」という印象があり、多少なりとも丁寧に言いたいのであれば「あそこんさあ・そこんさあ」を使うのが普通か。

例文 
「どっちにするよお。」

 (どっちにするの?)

「うーん、あっちんさあは駅近くて通うに楽だし、こっちんさあはコンビニ近くて生活するに楽だいね。悩むやあ。」

 (うーん、あっちの方は駅が近くて通うのに便利だし、こっちの方はコンビニが近くて暮らしやすいんだよなあ。悩むなあ。)

「あんた楽するこんばっか考えてるだねえ。」

 (楽な事ばかり基準に考えるんだねえあんたは。)

「いかんだ?」

 (駄目なの?)

「いかんくはないだろうけど。」

 (駄目ではないだろうけど。)

「選ぶに他になにあるっつうよお。」

  (他にどんな選ぶ基準があるってんだよ。)

「お隣さんどういう人かみたいな。」

「んなもん住んでみにゃ分かりもしんに。」

 (そんなの実際住んでみないと分からないだろうが。)

例文音声はこちら

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