遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「あるってる」の記事でも書いたけど「あるってる」はシンプルに「歩いてる」というニュアンスだが「あるくってる」だと「歩き回ってる」といった感じのニュアンスになる。
こういう言い方は「歩く」の他にも「連れる」で「連れくる」・「いじる」で「いじくる」とかがある。
ひたすら歩き回るとかだと「あるくりまわる」。人に歩かせる場合だと「あるくりまわさす」とかになる(実際こういう表現滅多にしないけど)。無意味に歩いたみたいなニュアンスになったりするので「ハイキング行ってひたすらあるくりまわいたもんで足が痛い。」だとハイキング行って後悔してるような印象にとられる。楽しかったけど足が痛いやとか言いたい場合は「ハイキング行ってさあ、どがんこ歩くったもんで馬鹿足ん痛てえやあ。」とか行った方が無難であろう。
例文
「うちんとこのじいさまどこいきんさっただか知らん?」
(うちのおじいちゃんどこ行ったか知らない?)
「足ん萎えちゃかんつって外歩きい行ったにい。」
(足衰えんようにって外へ歩きに行ったけど。)
「どんだけ前にい?」
(どれくらい前に出た?)
「はあだいぶ経つかいやあ。」
(もう大分前かなあ。)
「いやあ。どこぉあるくりまわいてるだかいやあ。」
(もう~。どこほっつき歩いてるんだか。)
「あそこんさにめえるのおめえんとこのじいさまじゃない?ほれ床屋の通りであるくってるぅの。」
(あそこに見えるのあんたのおじいちゃんじゃないの?ほら床屋さんのある通りのとこ歩いてる人。)
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