遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
うそつけ・嘘つくんじゃないよと言う意味。他の言い方だと「うっそを」というのもあるがニュアンスは大分違う。「おいおいホントかよ」といった感じであろうかあまり問い詰める感はしない。
結構頻繁に日常会話の中に出てくる言い回しである。
「嘘をつく」だと「嘘こく」となる。
「嘘をついちゃいかん」だと「嘘こいちゃかん」
ニュアンス的には糾弾するにしても和気あいあい風味で言える効能を有する。もちろん「こく」というコクのある遠州弁でなく「嘘をゆう」・「嘘ゆっちゃかん」というあっさり風味の表現も一般的に使われている。
敵対してでも糾弾するような場合には「なにょうこいとるだあ」・「なにゆってるよを」・「ど嘘つきい」などなどがある。
嘘より大人しめの冗談めいた場合には
「馬鹿こいちゃかん」・「よをゆうわ」ってことになる。
例文
「きんのうはがんこパチンコうはうはでやあ。今馬鹿景気いいでえ。だけどおごりはせんでね。」
「うそこけえ。確かにパチンコ屋に入り浸ってたってのはホントらしいけど出ん出んつってやっきりこいとったらしいじゃん。」
「誰んゆったよをそんなことぉ。」
「おんしゃてめえで○○に電話してあだけまくったっつう話しじゃん。そお聞いたにい。」
「あれから出たでえ。大逆転してえ。」
「赤字がだら。出たのは。」
「信じちゃいんだ?嘘じゃないってえ。」
「じゃおめえ奢らんでええで金貸しょうやあ。そしたら信じちゃるでえ。」
「ほんだったらええわ信じてくれんでも。」
「じゃふかしばっかこいとってしょんない奴だっつって言い回ってくれるう。」
「勘弁してやあ。」
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