遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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だるいと言う意味だが、ニュアンス的にはそこはかとなくだるいという感じである。遠州独特の表現ではないらしいのだが地域によってはこのニュアンスが異なるようである。共通語的には「けだるい」が一番意味として近いのではなかろうか。
「かったるい」に近い感じで使われることもあり、きちんとした意味づけが難しいのであるが、「かったるい」は気が弛むとか疲れるとかしんどい、しんどいからめんどくさいとかいう意味であろうと思われる。もちろん「たるい」と「だるい」は違う言葉であるが。「かいだるい」は肉体的になんとなくだるいと言う軽い症状の感じか。
辞書を引いてみたら{かいなだるひ}の転じた言葉で「かったるい」は「かいだるい」が転じた言葉。とあった。
つまり言葉そのものは方言ではない共通語であるということか。ただし遠州弁においては「かったるい」(気持ちの問題)と「かいだるい」(体調の問題)という使い分けをしていて別の言葉なっているところが地域性なのであろうか。
例文
「ここんとこ寝不足でさあ。昼かいだるいだよ。」
(最近寝不足でねえ。日中はなんとなくだるいんだ。)
「昼寝できりゃあ最高だんな。」
(昼寝できたら最高に気持ちいいんだけどな。)
「でもやあ、営業で外出で車ん中でちいと横んなったらつい寝えっちゃった時あってさあ。熱中症んなりかかってどひどいめにあっただよ。」
(でもさあ。営業で外回りしてた時、車中でほんのちょっと横になったらつい寝てしまってね。熱中症になりかかっちゃってエライ目にあったことがあるよ。)
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