遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「きちきちやらんと気い済まん」
訳すと「きっちりやらなければ気が済まない」。
つまり意味として「きっちり」・「精一杯」・「きちんと」とかいったニュアンスで使われる場合が遠州弁にはあるということである。推測だが「きちんきちん」の省略された表現かと想像される。
「しゃきしゃき」や「はきはき」というテンポよくとかいうニュアンスではなく「手を緩めない」という意味合いが強い。
似たような表現で「はしはし」というのもあるが、比較すると「はしはし」は要領よくの意味合いが強く「きちきち」はより精確にという趣を感じる。
例文
「あの人と仕事すると疲れるやあ。」
(あの人と組むと疲れるんだよね。)
「なんで?」
(どうして?)
「あの人どこかしら手え抜くだいね。わしなんかきちきちやらんと気い済まんたちだもんでやっきりこくだよ。」
(あの人はどこかしら手を抜くんだよね。私はちゃんとやらないと気が済まない性質なんでむっとくるんだよね。)
例文音声はこちら