遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
沢山(たくさん)と言う意味。直訳すると「腐るくらいに」。
腐らせてしまうほど沢山在るからと言っている。
普通は持ってても使い切れないから分けてあげるよとかいう表現での使い道である。
「くさるけにあるけどくれたらん」(沢山あるけどあげないよ)
ともなればケチの度を越えたしみったれという事になる。
「くさるけにあるけどあんたにゃあくれん」(たくさんあるけど貴方にはあげない)
となれば厭味みたいなもんであんたは嫌いだという誇張した表現になる。
例文
「あんたんとこの庭の柿ずいぶん生ってるねえ。」
「くさるけにあるでよかったらもってってやあ。」
「いやあ悪いよお。そんなつもりで言ったじゃないだにい。」
「ホントうちじゃ余らすだけだけ。もってってくれると有難いだよお。」
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