遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「毛羽立つ」という表現での「けば」であろうか。
辞書には紙や布などが擦れて表面に出来る柔らかい毛となっている。なので方言という訳ではなさそうだ。全国的な共通語(日常会話)としてはまだ使われているのか死語に近いのかどっちなんだろうか。遠州では普通に使われている。
遠州弁だとどちらかというと宙に舞う細かいほこりなどを指すことが多い。砂埃や花粉とかは「けば」とは言わないが。
例文
「なんか知らんがここにいるとくしゃみ止まらんやあ。」
(なんだか分かんないけどここに居るとくしゃみが止まらないよ。)
「そんなとこではたいてるもんでえ。けばんがんこんなってるだらあ。ほこりまるけんとこにいるもんでえ。」
(そんな所ではたいたりしてるからでしょうに。毛羽が凄く舞ってるんでしょう。埃だらけな所にいるからだよ。)
「今日に限ったこんじゃないだよを。いっつも鼻んむずむずする。」
(今日だけの話しじゃないんだ。いつも鼻がむず痒い。)
「そりゃああんた。仕事厭だもんで無意識に拒絶反応出てるだらぁ。」
(それは多分仕事が厭で無意識に拒絶反応が出てるんじゃないの。)
「確かにっ!っつったって他に当てありゃせんで辞めれえへんだもんで。」
(そうだね。でも転職の当てがないから辞めれないもの。)
例文音声はこちら