遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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共通語でも使われる「小粋・小奇麗・小生意気」とかの「こ」
「小馬鹿にする」とか「こきたない」(以前記事にもした)とか遠州でもよく使われる表現。
ただ、粋が小粋に綺麗が小奇麗という言い方に変わると、「さりげなく」とか「なにげなく」とかいった印象が加味される共通語の使い方であるが。辞書をひくとたいした程度ではない意を表すとある。つまり「ささいな」みたいなものであろうか。
これが遠州弁での「こきたない」とかだとささいな汚なさというニュアンスになるかというとそういう気にならない。私の個人的感覚で受けるイメージでいうと
汚い<こぎたない<こきたない<どぎたない<どんぎたない=ばかきたない
という感じ。この感覚が正当なのかどうかは自信はないがとにかくこういう感覚で自分は使っている。(こぎたないとこきたないはどっこいどっこいではあるが)
この中間の表現で「ばかこぎたない」という言い方はあるが「どこぎたない」というのは聞いたことがない。
余談だが「気味がいい」に「こ」をつけて「小気味がいい」になると意味合いが全く替わるのはなんでだろう。
「こじんまり」はあるが「じんまり」はあるのか。
色々と奥の深い「こ」という表現である。
例文
「やだやあ。馬鹿こっぱづかしいだで人にゆっちゃかんに。」
(なんだかなあ。恥ずかしいから人に言わないでよ。)
「いいじゃん別に。どうせどっかで知れるだで。噂でなるよかええらあ。」
(いいじゃないか別に。どうせいつか知れるんだから。噂から伝わるよりはいいだろうに。)
「ほんなら、こむつかしい言い様かなんかでけむんまいといてよ。」
(それなら訳の分からないこと言って煙に巻いといてよ。)
「そんなのどうゆやあけむんまけるでえ。」
(そんなのどう言えば煙に巻けるんだ?)
「だもんで野良猫かなんか勝手に入ってきて粗相とかしくさってしょんないとかさあ。」
(だからさあ。野良猫かなんかが勝手に上がってきて粗相したりして仕方ないとかさあ。)
「おめえがこきたなくしてるもんでだらあ。畳ん腐ったなんて聞いたこんないだにい。人のせいにしちゃかんて。」
(あんたが物凄く汚くしてるからだろうが。畳が腐ったなんて聞いたことないんだからね。人のせいにするんじゃないよ。)
「いんや。猫だで人じゃないだよ。」
(いや。猫だから人じゃないよ。)
「馬鹿かあ。そういう問題じゃありもしんに。」
(何言ってるんだそういう問題じゃないだろが。)
例文音声はこちら