遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
釣りは私やらないのだが、大分昔近所に釣りが道楽の人がおって。たまに家で喰いおせんくらい釣果があると、おすそわけっつって魚をくれたりしてた。
その人の釣り方が「さっかけ」と言って、餌もつけずに泳いでる魚をでかい針で引っ掛けて獲るという方法だというのを小耳にはさんだ記憶がいくばくかあり。
今切れ口という遠州灘と浜名湖の境みたいなとこの突堤あたりで釣ってたらしい。
今もそういう方法があるのかみんなそういう言い方をしていたのかは不明だが、天竜川の鮎釣りでは「ごろびき」という針のサイズは小さいが同じように餌なしで引っ掛ける方法があるらしいのでもしかしたらポピュラーなものかもしれない。
でも、薄ら記憶なんですが、なんかやっちゃいかんかったらしい。「めっかるとがんこ怒られるで内緒でやらんとかんもんで気い使うだよ。」なんつう会話も憶えてるのでもしかしたら違法に近いものなのかもしんない。禁止区域だからか免許制だからか漁法そのものがからかは知りませんけど。確かに針見して貰った時こんなの人に刺さったら肉んえぐれるなあと子供心に怖い感覚を持った想い出があります。あそこまでいくと釣りではなく狩猟の領域ですわ。
この言葉が遠州独特なのかは知りませんけど一応記載。