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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

しんじれん その2

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しんじれん その2

共通語だと信じることが出来ない(信用できない)であるが、遠州弁では信じられない(そうあってはならない・ありえない)と言う意味になる使い方をする。
どこが違うんだという突っ込みもあろうが。「嘘でしょ」というニュアンスも含む悪い意味での驚愕を表現する言い回し。
まあたまに「ホントかよ」といった良い意味で使われることもなくはないが。
「信じられん」ではニュアンスが違うのである。

例文

いきなり大声を出す母親

「うっそだあ!もおぉ信じれん。あんたなんちゅうことするよお。」

  (嘘でしょう!もうありえない。あなたはなんてことしてるの。)

声を聞きつけてすっ飛んできた父親

「なにひゃあひゃあゆってるよお。」

  (なに騒いでるんだ?)

「この子ごきぶり口に入れようとしてるだよぉ。」

  (この子ごきぶりを口に入れようとしてるの。)

「そりゃかんなあ。腹こわいたらおえんて。」

  (そりゃいかんなあ。腹壊したら大変だよ。)

「だらあ。だでちゃっと止め入っただよお。もう何度いっても聞きゃあせんで嫌。」

  (でしょう。だから急いで止めたの。何度も注意してるのに聞かないんだから。)

「そりゃ猫だで無理だらあ。」

例文音声はこちら


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