遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「そうけえ」を訳すと「そうかい」となる。
ニュアンスでいうと「ふ~んそうなの」といった気の無い返答である。以前述べたが「すっ呆けた」印象を与えるものでもある。
意識してすっ呆ける事もあるし、「ああ」をつけて「ああそうけえ」となれば反抗の意思から聞く耳持たないとの意思表示とかでも使われるので用途は広い。
「ああそうけえ」を訳せば「ああそうですか」をつっけんどんに言う感じ。訳さば「あっそう」って感じか。
「おおそうけえ」となると納得・同意の範囲内で「ああそうなの」と言ってる感じ。「おお」は「応」としても意味は通る勢いである。訳さば「なるほどな」辺りか。
「う~そうけえ?」だと不同意もしくは不承知というか信じていない。訳さば「本当に?」といったところか。
「ええ?そうけえ?」では初めて聞いたとか意外だ。それか納得していない。訳さば「嘘だろう?」辺りか。
「ゐゑ~そうけえ」はほんとにそうなのか?と疑っている。冗談じゃないよという不満が籠もる事が多い。近いものを探すと「なんだよそれは」。
などなど。
このように「そうけえ」自体は無味なものであるが「ああ」とかを付けることによって色んな味がつく。
したがって「そうけえ」だけ発するとやる気(興味)が無いと判断される。
例文
「やあ今日やばかった遅刻するかと思った。」
「寝坊しただ?」
「いやそれがさあ、すんごい渋滞でさあ。一個の信号渡るのに3回も信号変わらんと渡れんかっただもん。」
「そうけえ。」
「なによう、冷たいじゃん。」
「いっそがしいだあ。聞いてる暇んない。」
例文音声はこちら