遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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閉めると言う意味。「かう」と言う言葉は鍵をかけると言う意味なので「戸を閉めて鍵をかけてね」と言う時は「戸ぉたってかってよ。」となる。まあ現実には「戸ぉたったらぁかうまでしてよ。」とかになることが多いけど。
「たった」で「閉まった・閉めた」・「たって」で「閉めて」
閉めると言う行為すべてに「たつ」を使うかと言うと、戸・窓ぐらいだけかもしれない。「蓋を閉める」を「蓋んたつ」とは言わないし。「金庫閉める」も「金庫たつ」なんて表現もしない。「入り口閉めといて」を「入り口たっといて」とはいうかもしれないが。出入りを断つ(絶つ)と言う意味での「たつ」かもしれないのでなんとも言えないところである。
例文
「蚊あ入ってくるだで、ちゃっと戸ぉたってよ。」
(蚊が入ってくるから直ぐ戸を閉めてよ。)
「蚊帳するか線香焚きゃあいいじゃん。」
(蚊帳(かや)するか蚊取り線香焚けばいいじゃないの。)
「けぶいしめんどっちいでえ。」
(煙いし面倒くさいからしないの。)
「なまかあだなあやあ。」
(不精だねえいやはや。)
例文音声はこちら