遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
「デブ」のこと。「ぶう」が鳴き声とリンクしてそうでより一層丸み感が増す感じである。男女兼用だがまあ基本女子は使わないのが淑女の条件ではある。
「でんぶ」だと当たり前に「臀部」と紛らわしいので普通はこういう言い方はしないが存在しても不思議ではない。
自身を指して言う言葉では決してなく直に言う言葉でもない。あくまで陰口として本人の居ない場所とかで使われる表現であろう。「愛嬌のある」ニュアンスであり悪意でもって発することより会話の話題の中に出てくるその人物を身体的特徴で表現してることが多い。もちろん共通語の「デブ」もそうだが言われた本人はいたく傷つく表現なので使わないに越したことはない。
同様な言葉で「チビ」を「ちんびい」という。「でんぶう」は男女共用表現だが「ちんびい」は男言葉。
効能としては「デブ」だと角が立つところを多少丸くするところであるが
昭和だからであって今の世においては使わないに越したことは無い侮辱的な言葉であろうな。
例文
A「うちのおっかさ でんぶう だもんで信号黄いなくなって慌てにゃかん時息ハアハア汗だあだあでえ。」
(オレの女房太ってるから信号の変わり際に走ったりなんかするとすぐ息がハアハアで汗だくになる。)
B「うちんのなんかけったぁ乗らすとタイヤ爆ぜつしそうだにい。」
(おれの女房なんか自転車乗るとタイヤがパンクしそうだぜ。)
C「なんつう おっかさ自慢してるでえ。嗤える話しじゃねえらあ。」
(どういう女房自慢なんだ?とてもじゃないけど嗤えないけど。)
B「病気自慢するようになっちゃお終いだら。その手前でとどまってるだでいいこんじゃん。」
(病気を自慢するようになったらお終いだろう。その一歩手前で踏みとどまってるんだからいいの。)
C「そおゆうもんか?洒落に聞こえんけど。」
(そういうものなの?洒落には聞こえないけど。)
A「いいだよを。自虐ネタにゃ違いないだで。」
(いいんだよ。自虐ネタには変わりないんだから。)
C「自虐じゃありもしん。」
A「一心同体だで自虐でいいだよ。」
例文音声はこちら
注、「爆ぜつ」は「はぜつ」と読む