遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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勘違いするといったようなニュアンスの言葉。場違いとか空気を読まないとかとんちんかんなことをする・言うとかいうニュアンスの場合もあるし、より過激に狂うとか血迷うとか気がふれたとかいう場合もある。
勘違いという場合には間抜けな事しちゃったよという反省の弁のニュアンスも籠められる事が多い。
これらの意味使いが方言なのかは定かではない。遠州に限らず比較的多くの地域でも使われているらしいが、意味合いは多少異なるようである。
例文1
「なにょうおんしゃあとちくるったこんゆうてるだ。」
(なにをこんな時に血迷ったことぬかしてるんだ。)
「なにが?」
「なにがじゃねえらあ。ここでそんなこんこいたら火に油じゃんかあ。」
(何がじゃないだろう。ここでそんな事いったら火に油だろ。)
例文2
「やあ。わしなんかとちくるってたわあ。」
(ねえ、俺勘違いしてたよ。)
「なにがよう。」
(どうしたの。)
「こないださあ。単行本全47巻っつったらあ。そうじゃなくて14巻だっただよ。なにとちくるっただかいやあ。」
(この間、単行本全47巻だよって言ったでしょ。そうじゃなくて14巻の間違いだった。なに勘違いしたのかなあ。)
「そういうこともあらあね。」
(そういうこともあるさ。)
「あれ?やけに冷静じゃん。」
「んなわきゃないと思ってたもん。」
例文音声はこちら