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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

どこみてものいってるよを

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どこみてものいってるよを

どこを見てはなしているんだ。つまり誰に向かって・どういう立場で言っているんだと言う意味。まあ方言というわけではないが比較的遠州ではよく使われる表現かと。
他に、何を見てそういう判断に至るんだ?という使い方もある。

女性の顔とかを見ないで胸見てる邪まなときとかにも使われるがそういう場合は「なにみて物言ってるよお」又は共通語的に「なにみてんのよう・どこみてんのよう」となるので使い道は異なることの方が多い。

例文

「こりゃあれでえの。ネジんとこばかになってるで買い替えだの。」

  (これはあれだね、ネジが駄目になってるから買い替えだね。)

「あんたあ馬鹿嬉しそうじゃんかあ。直しゃ済むだらあ。買う金だってもったないだでねえ。」

  (なによお凄く嬉しそうじゃないの。直せば済む話しでしょうに。買い換えるなんてお金もったいないじゃないの。)

「直らんてこれじゃあ。買い替えだの!こいつぁ。」

  (いや。これは直らないよ。買い替えしかないってこれは。)

「どこんみてものいってるよお。いやらしい。自分の小遣いで買うならとんじゃかないけど。じいじにねだるなんていやらしいことするじゃないに。おじいちゃんも真に受けちゃかんでねえ。」

  (誰に向かって云ってるの?えげつない。自分の小遣いで買うなら構わないけど。おじいちゃんにねだるなんて図々しいことするんじゃないよ。おじいちゃんも甘やかさないでよ。)

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