遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「菜っ葉」。辞書によると「野菜の葉・葉を食用とする野菜」とある。別に方言でもなんでもないところではあるが。
遠州で言う「なっぱ」とは大根の葉っぱとかほうれん草とかのイメージであって辞書にあるような広い総称という使い方はしていなかった気がする。もっとも昔の食糧事情からして豊富な種類が手に入るような生活をしていなかったせいでもあろうが。
インコの餌に「菜っ葉」というイメージが昔あったな。今はどうか知らないけれど。
白菜キャベツを菜っ葉と呼んでたか?ということでは白菜は言ってたかもだけどキャベツはどうだったかいやあといった程度で確信がないところではある。食べれる野草とかも菜っ葉と言っていたのであろうかも定かではない。
最近は浜松の農家さんがチンゲン菜とかの中国野菜とかを積極的に栽培してるとかで葉物の種類が相当数増えているので大雑把に「なっぱ」ではなんのこっちゃという事なんだろう。
それにしても最近言わないよなあと。もちろん日常の普段使いでの話しで専門職の方とかそれなりの齢を重ねた人達はまだ使っているのだが。まあ方言と言うより「昭和」の言い回しなんだろうな。
例文
「たっぱあになっぱいれっぱあにしてえ。もうほんとにい。」
(タッパーに菜っ葉入れっ放しにして。もうしょうがないんだから。)
「そんな怒らんだっていいじゃん。」
(そんな怒らないでよ。)
「なんでなっぱ食べんよを。せっかく作ってやってるだに。」
(どうして菜っ葉を食べないの?せっかく作ってあげてるのに。)
例文音声はこちら