遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
猫と書くのかは知らないが当たり前に動物の猫のことを言ってるのではない。
工事現場でよく見かける作業用一輪車のことを「ねこ」とここいらのプロは呼ぶ。
プロといっても建築から農家まで様々なプロがおらるるが、私がこの言葉を知ったのは農家のお手伝いをしたときに
「採ったらねこに積んで納屋まで運んでやあ。」
と言われ「なにそれ?」と聞いて教えてもらったことにより知りえた。
あまり普段の日常に縁のない道具なので例文に広げようがない。他にはうろ覚えで確かなことではないが「とろっこ」と称するところもあったような記憶が。
ま、色々と調べてみると遠州だけにとどまる用語ではなさそうではある。でも何故「ねこ」と呼ばれるようになったのかは定かではない。
勝手な想像するにもし「猫」であるとしたらの話しであるが、実際なぶったことのある人なら判ると思うが、結構素人には難しいものである。方向性も定まらずバランスをとることさえも危なっかしい。そんな言うこと聞かない勝手気ままさから猫のようだということがもっともだとこの名がついたと想像出来なくもない。
もうひとつは猫のように狭い幅の板の上なんかでも重い荷物積んで軽快に行き来できるからというもの。
あくまで勝手な想像なので本当かどうかというと嘘の部類に入る与太話しではある。