遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
「~しっぱなし」という事であるが「~しっぱなしにする奴」という意味を持つ。共通語では「っぱ」であろうが遠州弁の特徴として語尾を伸ばすというのがあり「っぱあ」となる。
というか「っぱ」だと例えば
「だしっぱ」で「だしっぱなし」といったように状況を表わすことになり「っぱあ」で「~する奴」という意味になるものである。(混在はしてるので明確にではないが)
イントネーションによっても違いが出たりもする。
「だしっぱあ」(出しっぱなしにする奴)
「おきっぱあ」(置きっぱなしにする奴)
「ぬぎっぱあ」(脱ぎっぱなしな奴)
「やりっぱあ」(やりっぱなしな奴)
意図したことではなく副産物であろうが「ぱあ」とすると「パー」とも聞こえ決して褒めていないという事も伝わるところである。
「使い走り」を「つかいっぱ」というが「ぱなし」という意ではなく「ぱしり」の略なので「ぱあ」と言ったとしても上記の意味を表す訳ではない。
無いついでに言えば「ストリッパー」・「スナイパー」も当然上記の意味を表すものではない。
例文
「なんだよこの散らかりようは。」
「説明する?」
「してみい。」
「家帰ってまず靴脱ぎっぱあでしょ。ふんでくついたとか服とか脱ぎっぱあで置きっぱあの出しっぱあで。食べたもん片しなしでテレビ点けっぱあでゲームやりっぱあでマンガとかも読みっぱあでそのまま寝えってこうなっただよ。」
「誰があ。」
「きんのうべろんべろんで帰ってきたあんた。」
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