遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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挿む(はさむ)と言う意味。全国的な方言らしいがニュアンスは地方によって異なるらしい。挟む(はさむ)という紹介をされておられるとこもあるが、つまむとか~と~の間に位置すると言うニュアンスを含む挟むよりも挿入するというニュアンスの方が近いのでこちら(挿む)を使用としました。間違いということではなく決して異議を唱えてる訳ではありませんです。
洗濯物を洗濯ばさみで挟む時には「洗濯ばさみではさげといて。」とは言わない。この場合には「洗濯ばさみで止めといて。」という言い方をする。したがって「はさげる」は~と~の間にある状態とか差し込むような後付のような場合に使われることがうちの集落では多い。
岩と岩の間にはさまるのは「岩のあいさにはさがる」という表現をする。
例文1
「あんたあ、これ忘れてるにい。」
「ああほんとだ。よこいて。」
「よこいてってあんた両手ふさがってるじゃん。」
「脇にはさげれるようにしてくれりゃいいで。」
「ほいじゃ脇んとこにはさげるでねえ。落としても知らんにい。」
例文2
「ここ はさげとくでねえ。どこやったってひゃあひゃあゆわんようにしてよう。」
(ここに挿んでおくからね。どこにやったんだって探さないようにしてよ。)
「はいね。」
(分かった。)
例文音声はこちら