遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「PAAPAA」。「ばあばあ」(baabaa)と同じく風とかに影響される様。何かが舞い上がってる・めくれあがってるとかいう様の程度を表わす事に使われる。ネットで検索してもヒットしないのでもしかしたら遠州特有な言い回しかもしれない。
使い方としては「風ん来て新聞ぱあぱあめくれて読めやせん」みたいな。
「ばあばあ」との違いはその強弱の違い。「ばあばあ」が煽られる叩きつけられる捲れあがるとかいう吹き飛ばされるような強さに対して「ぱあぱあ」は押される当たる捲れるといったやや強めの風を感じるみたいな感じか。
例えが不適切かもだけど、スカートが捲れる様でいうと
両手で押さえても押さえ切れないような様だと「スカートばあばあ捲れる」と言い。
抑え続けないと捲れてしまうような勢いで舞ってるような様だと「スカートぱあぱあ捲れる」などと言う。
どちらも連続した勢いになるので一瞬捲れるというのではない。
共通語で同じ用途だと「ひらひら」とか「はらはら」とか「ぶわぶわ」とかになるのであろうか。強弱の順だと(私見であるが)
弱 はらはら<ひらひら<ぷわぷわ<ぱあぱあ<ぶわぶわ<ばさばさ<ばたばた=ばあばあ 強
ってな感じか。まあちょっといい加減だったかなでもまあ大体これくらいだろう多分。「ぱあぱあ」と「ぶわぶわ」とは近い感じがしてるけど微妙にニュアンスが異なる。それとも「ぱたぱた」くらいでいいのか。
だとしたら大雑把に説明するには「ぱたぱた」・「ばたばた」が遠州では「ぱあぱあ」・「ばあばあ」になるとしとけばいいのかな。細かくいえば違うけど。
例文
「今日は風強いなあやあ。」
「ほんとだよを。埃んぱあぱあ舞っちゃって眼え開けてれんわ。」
「眼鏡しててそんなちっこい眼でも駄目けえ。」
「ひどいことゆうやあ。」
例文音声はこちら