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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

べた・ぺた

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べた・ぺた

例えば「くちんべた」。
「口下手」と言ってる訳ではない。そういう使い方ももちろんあるが、それとは別のお話し。

「口の周り」又は「唇」と言っている。ちなみに「口下手」というのとはイントネーションが多少違うので聞き間違いすることはない。
「ほっぺた」・「尻っぺた」と同じ言い回しであろう。

他にも「くちぺた・くちっぺた・くちべた」とかいう言い方もある。まあ広い地域で使われてる表現であろうが遠州でも使うよということで。基本幼児向け言葉であろうが男女共用。

「あんたくちんべたんとこなんかついてるにい。おべんとつけてどこ行くよを。」

「べた」とか「ぺた」は土手べり・川べりとかいう縁(ふち)とほぼ同じような使い方をしたりもする。この説明若干「縁」と「周り」は違うぞというのが難ではあるが。それに

「なによをあんた足ぺた泥まるけじゃんかあ。もうそんなで家あがっちゃかんでねえ。」

  (ちょっとを、足の裏が泥だらけじゃないの。そのままで家に上がったら駄目だからね。)

みたいに部位によっては「周り」を指さない場合もあるので「周り」という訳はあまり正確ではないのかもしれない。

辞書にて「べた」を調べると、該当するのは「一面に広がっていること」というところが近い意味であろうか。でもそれって「地べた」とか「べた足」であって「足べた」・「足ぺた」という意味じゃないよな。

まあとにかく辞書に載ってないんだから方言なんだろうという強引な理由で遠州弁として記載とした。

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