遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
「ほんとかよ」と言っている。女性は使わないので男言葉であろうか。
「よ」が「や」になってるというだけで意味的に特別なものが付加されてる訳ではない。
「ほんとかな」というニュアンスで使われることもある。
これが「ほんとかあ?」とかになると信じてない勢いが勝るのであるが「ほんとかや」だと疑いの要素は薄い勢いとなる。薄いだけで鵜呑みにはしてないだろうが。
状況によっては「そうであって欲しくない」という願望が籠もる場合もある。そういう場合にはニュアンス的に「嘘だろう」とした方が近い事もある。が、まあ「うそだらあ」(信じたくない)というそのものな言い回しがあるのであくまでニュアンスの問題であるが。
例文
「明日来るっつてたけど予定変わって今日んなったって。」
(明日来るという予定だったけど今日に変更になったんだってさ。)
「ほんとかや。なあんも準備しちゃいんにい。」
(本当かよ。まだ何も準備してないよ。)
「ちゃっとやるでえの。」
(すぐやるしかないね。)
「ひょんきんじゃん。勘弁してやあ。」
(随分だなあ。勘弁して欲しいよ。)
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