遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「ほんにんぼう」
今はもう使われていない古い言い回しであろうか。
意味としては
先頭に立って・頭(リーダー)として・音頭取り
といった類のものである。
例文
「おめえがほんにんぼうなってやらにゃあかんら。」
(お前が先頭に立ってやらなきゃ駄目だろ。)
「長男だからっつって、なんでもかんでも、やたらくしゃほんにんぼう押し付けられるなあ納得いかんなあやあ。」
例文音声はこちら
この「ほんにんぼう」漢字にするとなんになるかというと、勿論分からない。
ネットで検索すると囲碁の世界での「本因坊」は昔「ほんにんぼう」と発せられていた。というのにヒットする。他は無し。
囲碁の世界はほとんど知らないが、「本因坊」は囲碁の世界で一番(?)偉いというものらしい。
リーダーという意味では遠州弁の「ほんにんぼう」と同じ感じがするものであり、もしかしたら「ほんにんぼう」は本因坊からきてる(由来してる)と勘繰れなくもない。
ガキだった頃にはこれを聞いて「本人」+「ぼう」で「本人がしっかりしなくちゃ」という意味のものだと勝手に解釈していたが。「ぼう」とはなんぞやという納得のいく説明が全く出来ないので勘繰りにすらならないところ。
使いどころとしては大抵が儀式の際の主(あるじ)・代表を指して言うものであろうか。
お在所とは実家のことである。
新家(しんや)とは分家のことである。
本家(ほんや)とは本家(ほんけ)のことである。
間違えやすいのは、本家で、「ちっとほんや行ってくるでねー」となった場合本屋と勘違いしてしまう恐れがある。
他所から嫁ついで来た奥さんが亭主から「やあ、本家行って○○っつう本とってこいやあ」と言われ、「え~勝手に持ってきていいの?」「ええよワシ後でゆっとくで」と言われ、ツケがきくのかと本屋に行った奥さんは万引きで捕んまさった。というような悲劇を生むこともある。
注、「とんまさった」は「捕まってしまった」という意味。
例文音声はこちら
違いはイントネーションで
本屋は、HOnya
本家は、honYA
共通語の分家を「新家」と称するのは、本家が本流の家に対して新たに興す家という分かれるということより新生という感覚が強くなるのを好むのが遠州人の気質っぽいところかもしれない。