遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「まぶす」・「まぶせる」は共通語だが「まぶさす・まぶさる」は方言だろうという事で記載。
「まぶさる」はまぶされているとでも訳せばいいのだろうか。まぶしてあるでもいいか。「まぶす」は「塗す」と漢字で書く共通語であるが、「まぶさる」という表現はさすがになかんべえやということで記載。「~さる」という表現では「とんまさる」(捕まる)・「かぶさる」(これは標準語か)とかと同じ使い方で、「しくさる」(やりゃぁがる)・いいくさる(言やあがる)とかとは異なるものである。
「さる」がすでにまぶしてある状態を指すのに対して「さす」はこれからまぶすという状態を表わす。
例文
「こないだ喰った饅頭結構旨かったにい。」
(こないだ食べた饅頭案外美味しかったんよ。)
「どんな感じよ。」
(どんな味?)
「黄な粉まぶさってて、甘過ぎずでえ。あんこまぶさしゃあもっと美味いかもしれんにい。」
(黄な粉がまぶしてあって甘すぎない感じかな。あんこをまぶせばもっと美味しいかもしれないよ。)
「いんやあ今で十分甘そうでえの。わしだったらあんこじゃなくて醤油垂らいた方が旨そうだやあ。」
(ん~それだけで十分甘そうだなあ。俺だったらあんこじゃなくて醤油垂らした方が旨そうだけど。)
「饅頭だにい。醤油って、がんこ変だらあ。」
(饅頭だぞ?醤油かけるって、かなり味覚おかしかないか。)
例文音声はこちら