遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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見てないという意味。
効能は余韻を残さずきっぱり言い切りつつその場の空気感を冷やさない愛嬌を含ませるところか。
これが「みてん」・「みちゃない」とかだと言い放ち気味で若干冷やかになる。「みてんやあ」・「みちゃあいん」だと他人事な感じで親身度が薄いといったニュアンスになる。
バリエーションとしてはニュアンスはすべて異なるが「見てへん」・「見とらん」・「見やせん」・「知らん」・「どうだいやあ」などがある。他にもあるけど。
不思議なのは「しっちゃいん」(知らない)だと冷たい感じになるところ。「覚えちゃいん」(覚えてない)とか「ゆっちゃいん」(言ってない)とかだったら「みちゃいん」と同じ感じなのに。
例文
「この仕事片んついただか?」
(この仕事済んだ?)
「部長のハンコ待ち。」
(部長の決裁待ち。)
「部長わあ?」
(部長どこに行ったの?)
「お客と対面中。」
「代理いんだか?」
(部長代理いないの。)
「みちゃいん。」
(見当たらない。)
「で、おんしゃ今なにしてるだ。ぷらぷらしてるならこっちちっとてんだえやあ。」
(それでお前は今なにしてる?遊んでるならこっち少し手伝ってくれよ。)
「随分ないいようじゃん。まあ確かに暇こいてるでてんだうけど。」
(随分な言い方じゃないか。まあ確かに手が空いてるから手伝うけどさあ。)