遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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さあこいカモンとか言ってる訳ではない。集落によっては「やごい」といっしょくたあ(同様)の意味として使われてるとこもあるらしいが、うちんとこは別物。「体がやあこい」となるとうちらの集落では体が柔らかいと言う意味になるのだがよそのとこでは体が弱いという意味になるとこもあるらしい。
「やあこい」は柔らかい・固まってないとか言う意味。
「やごい」は脆い・ちゃちとか言う意味。
余談だが「や~こう」となるとお近づきにはなりたくない職種のお方を指すのでお間違えないように。
おそらく「やわこい」が変形しての「やあこい」と想像される。
例文1
「セメント乾いた?」
「まだ やあこいで踏んじゃかんにい。」
(まだ固まってないから踏むんじゃないよ。)
「大根煮えた?」
「はあやあこいでええらあ。」
(もう柔らかいからいいんじゃないの?)
例文2
「なにもの踏んづけてるよぉ。物ぞんざいにしてると撥んあたるにい。」
(なんで道具を踏んづけているの。物を大切にしないと撥があたるよ。)
「グローブに癖つけてんの。やあこくしとかんと使いづらいもんで。」
(グローブを馴らしてるの。柔らかくしとかないと使いづらいから。)
例文音声はこちら