遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
「焼き場」つまり「火葬場」のことを指す。物を燃す焼却場の事を指す事はここいら辺ではしない。そういう所は「焼却場」と言っており「火葬場」とは区別して使っている。地域によっては「ゴミ焼き場」といってるとこもあるそうだがそれでも「焼き場」と区別はしている。
関東から移住してきた人にこの言葉を発したら意味は解かるがそんなの使わないよとのたまわれた。愛知県民の若い衆に同じ事問うたら何それって顔された。辞書を引いてもきっちし載っているので決して方言ではないのだが最早古い表現であって未だに使われているのが珍しいという事であり。その珍しい部類に入るのが遠州だという事になるのであろうか。っていっても世代の問題だろうなきっと。
そのうち普段使いにおいて死語になるだろうから今のうちに書いておこうかと。昭和の頃は普通に「火葬場」の事を「焼き場」と言っていたんだと。
「焼き場」そのものは茶化していいようなところでは決してないのでふざけた例文とかは自粛とします。
よく映画やドラマとかでは煙突から立ち上がる煙を見て形を変えて人が天に召されてく様をイメージするとかいう光景を観たりするけど浜松の「焼き場」ではそういう光景を見るみたいなイメージはないかな。立地条件ということもあるのかもしれないし、経験上では親戚衆の接待応対とかで茫洋としてる暇なぞなかったので見上げてる時間なぞなかったという私の勝手な印象かもしれないけれど。