遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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ひさしぶりと言う意味。
別の言い方で「やあっとぶり」と言うのもある。こちらは「やあっと」随分ぶり。こちらは「随分と会ってなかったね」が近い表現か。(注、殆ど使わず普通は「やあっと会わんかったねえ」)「やあっと」が変化して「やっとか」になったという可能性もあるがこの理屈は嘘くさい。
実際のところは「八十日振り」と書くのだそうで厳密には方言ではないらしい。
例文1
「あれえ、やっとかぶりに顔見せたかとおもやあはあ帰るだけ?まあちっとゆっくりしてきない。」
(おや?久し振りに顔見せたかと思えばもう帰るのかい。もう少しゆっくりしていきなよ。)
「いやあそうもいかんだよ。ちゃっと帰らんとおっかさ怖いでえの。」
(いやそうもいかないんだ。直ぐ帰らないと女房が怖い。)
「うちもでえ。」
(うちもそうだよ。)
例文2
「あれえ、やあっとぶりかで顔見ただに、はあ帰るだか?ゆっくりしてけんの?」
(なんだよ~随分顔見せなかったのにもう帰るの?ゆっくりしていけないの?)
「おお、おっかさに用済んだらちゃっちゃと帰って来いっていわれてるもんでえ。」
(うん、女房に用が済んだら直ぐ帰って来いって釘刺されてるから。)
「そりゃご苦労なこって」
(それはご苦労様。)
例文音声はこちら