遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「頭やってきた」
意味としては床屋さんに行って散髪してきたと言う意味になる。「頭をきってきた」という表現もある。
あくまで「やってきた」・「きる」とかであって、「やった」・「きった」となると共通語と同様頭を痛めた・怪我したとかいう意味になる。
散髪話しは結構あって、「頭をきる」というのは髪を切ると言う意味になり、遠州では頭=髪という表現が多い。共通語でも「頭をまるめる」という表現があるので独特な表現と言うより昔の言い回しが遠州には残っているともいえるのではないかと想像される。
床屋さんの呼び名も、男が行くのは床屋で女性が行くのが美容院と昔は呼ばれていた。もっと昔は美容院を「パーマ屋」と呼んでいた。最近では美容室・理髪店など色々あってだんだんと呼び名が変化してきている。
例文1
「こんの忙しいときにあんたどこ行ってたよー。」
「頭やってきた。さっぱりんなったらあ。」
例文2
「ちょっと行ってくるでねー。」
「どこいくよお。」
「パーマ屋の○○ちゃんち。」
「なによをあたまやりいくだか。こないだいったばっかじゃんかあ。」
「○○ちゃんの誕生日だもんで行ってお呼ばれしてくる。」
「いやだやーあんた手ぶらで行く気?」
「気いつかわんでっていわれたもん。」
「そおゆう訳にゃいかんの。ホントに気い利かんで困るやー。」
例文3
「おめえよお見てるこっちまでうっとおしくなるだで頭きってこいよエエ加減にぃ。」
「行く暇ありもしんに。仕事ばっかさしてえ。」
「休みの日に行きゃあいいじゃん。」
「そんな体力残っちゃいんわあ。」
例文音声はこちら