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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

うざったい

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うざったい

遠州弁的言い回し

「うざったい」

まあ遠州弁というものではなかろうが

ネットで調べたら、1980年代頃から使われ出したもので元は東京多摩地区の方言が全国に広まったと云う説明がなされているところがヒットした。

否定するつもりはさらさらないが、私ら1980年以前から使ってるよなあとふと思えなくもなし。蛇足だが「うぜえ」は確かに最近の言葉だよなあという気はする。

それはさておき遠州弁的な使い方としては

「うざい」で「邪魔くさい」・「癇に障る」(かんにさわる)という意味で

「うざったい」は「煩わしい」・「面倒くさい」という意味と解釈して使っている。

「うざい」は拒否・拒絶反応が如実で「うざったい」は気が引けるというか意欲に欠ける勢いというニュアンスの違いがある。

「うざったい」的な言い回しとしては「ぶしょったい」(不精ったい)や「嫌ったい」とか「けぶったい」(煙ったい)とか色々とあり、これらと同じ系統「ったい」の言い回しのひとつであろうと思っている。

「面倒」という意で他の言い方と較べてみると

「どめんどう」は大層面倒と言ってる訳で単純に判断分析してるというか、特に感情的なものは含まれていない傾向にある。「ばかめんどう」もほぼ同じであろうか。

「いやったい」は出来ればやりたく(関わりたく)ないという意識が読み取れる。

「しちめんどくさい」・「しちめんどう」だとうんざりだという意識が読み取れるがやるんだという意欲は感じられる。

「うざったい」は「いやったい」程には拒絶感はなく「しちめんどう」程には意欲も欠けるといったところか。やらないわけではないが叶うなら避けたい(不服・不満)という意識が感じられるのが「うざったい」。

共通語での使い方と違いがあるとすれば、人に向けて(対して)放つ表現ではないというのが遠州弁の傾向であろうか。

例文

「これ使うに一度ひっくりかやいて裏についてるスイッチ押してえ、で、元に戻いて横についてるレベル調節つまみ回いて合わせて。ふんで丁度いいかどうかちっと様子見て。で、OKだったらそれを本体にセットしにゃかんだよ。」

「やあ、うざったいなあやあ。」

「だらあ?」

  (だろう?)

「簡単にでけんだけえ。」

  (なんとか簡単に出来ないのかよ。)

「そう思うらあ、なんとかならんだかいやあ。」

  (そう思うだろ?なんとかならないのかねえ。)

「だったらそんなめんどっちいの使わんだっていいらあ。」

「そうもいかんだよ。」

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