遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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遠州弁関連
うちらんとこでは使わないが
「おっしい」
という遠州弁。
汁物を総じてなのか味噌汁に限ってなのかは使わないのでよくは知らんが
味噌汁のことを「おっしい」と発するとこがあるそうな。
「お汁」が元で「お」(御)に「っ」を付けて勢いをつけて「汁」を「しい」と略して発するということなんだろうかな。
「消しゴム」を「けっしい」
「餅」を「もっちい」(正統遠州弁は「あんもう」だが)
とかいうパターンと同じと映る。(もちろん変形の経緯はそれぞれ異なるが)
変形の理屈としては遠州弁的で納得ではある。が、聞きなれない分随分粗野と聞こえる。男女共用なのであろうかというのも気になるな。
じゃあ、「お寿司」を「おっすう」とか「お餅」を「おっもお」とか言うのだろうかというとこが気になる。なにせ「おっしい」なんて使った事無いんで。
想像であるが使い方例としては
「今日のおっしいの具はなんでえ。」
「豆腐にわかめだけど。」
とかいった感じになるのであろうか。
「おっしい」以外に遠州弁っぽいのだと「汁」を「しんるう」と発するのも遠州弁っぽくはなるわな。
全然話しが飛ぶ余談になるが「けっちい」とかいう「おっしい」と似た音の言い回し。(厳密に言えば「っちい」であるが)
「けっちい」は「けち」の強調という意味使いというよりも「けちな奴」という意味で使われる事が多い。「物持ち」なら「ものもっちい」。
例文
「あいつばかけっちいだもんでけっしいとかでも貸してくれんだにい。」
「そのくせ他人のは平気で借りるだもんでやっきりこくだよなあ。」
「そうそう。」
「ああでなきゃものもっちいになれんだらね。」
「そうまでしてなりたかねえよなあ。」