遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「なんしょ終わりゃいいだもんで」(とにかく終わればいいんだから)
という文章の最後に「さ」・「さっ」・「さあ」を付けるとどうニュアンスに変化が生じるのかというお話し。
「さ」は辞書によると終助詞、①相手に強く主張する気持ちを表わす。「そんな事当たり前さ」。②軽く言い放す気持ちを表わす。「まあいいさ」。③自分が直接経験しない事柄を説明したり紹介したりする気持ちを表わす。「やっぱりそうなんだってさ」。④強い質問、反ばくの意を表わす。「どこいってたのさ」。⑤{文節の切れ目につけて}語調を整えながら話す気持ちを表わす。「それがさ、まずいことにさ、なっちゃった」②③④が軽く添えるのに対し、①⑤は強く発音する。とある。
「なんしょ終わりゃいいだでさ」だと
「とにかく終わればいいんだからさ」。共通語であって方言性はない。①・②・③のどれでも対応していそうだ。で、これを基準とすると
「なんしょ終わりゃいいだでさあ」だと
「とにかく終わればいいんだからさあ」。これも共通語であって方言性はない。ニュアンスとしては甘えた印象を与える。①・②の使い方であろうか。
「なんしょ終わりゃいいだでさっ」だと
「とにかく終わればいいんだからな」辺りになるのであろうか。そんなこと大した事じゃないからと言ってる風にも取れる。③の使い方であろうか。
つまりいずれも説明できるということでこれに方言性は無いということになる。
これを「や・やあ・やっ」とするといきなし遠州弁になるだってや。っつうのは否定でけんとこである。