遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「侘しい」(わびしい)もしくは「寂しい」(さびしい・さみしい)の訛った表現か。どっちかなのかは微妙。それとも全くの別物か。拠り所たる辞書に記載されていないからさっぱりわからない。
非常に少数部族の訛りなのかどの遠州弁紹介HPにも記載されていない言い回しである。ネットで検索するとちらりほらりとヒットするのでもしかしたら遠州の言い回しじゃないのを私が遠州弁だと勘違いしてるのかもしれないが。
使いどころとしては貧素な状況や勢いを指して言う事が多いのではなかろうか。
「なんか一人で飯喰うなあ見ててわみしいなあやあ」
(なんとなく一人でご飯食べてるのは見ていて寂しいなあ)
ってな感じであろうか。しかし寂しい程切ない感じではなく侘しい程うら悲しくもなくちょうど両方の中間くらいな印象というのが「わみしい」という言葉ではないかという感じがしている。
例文
「お~い。いるけえ。」
(お~いいるかい。)
「いるよを。今飯喰ってるでえ。もうちっとで喰い終わるでえ、まああがりい。」
(いるよ。今ご飯食べてるんだ。あとちょっとで食べ終わるんだ。まあ上がって。)
「お邪魔するにい。あれやあ。きんのうまで喧嘩もんかでみんなして騒々しい食卓だったけど。今日はあれだね、なんか一人でっつうのは見ててわみしいなあやあ。」
(お邪魔しま~す。おや?昨日まで騒々しい食卓だったけど、今日は一人でってのは見てるとなんか侘しいねえ。)
「そうけえ。解放されてわし今ウハウハなんだけど。」
(そうかい?解放されてウキウキなんだけどな。)
「おっかさ子供連れて在所行って気い楽ななあ分かるけどそんなのすぐ終わるにい。」
(奥さん子供連れて実家に行って気が楽なのは判るけどそんな気分直ぐ失せるよ。)
「ちゃっと終わるじゃあそれこそ今楽しまんと。」
(直ぐ失せるんじゃそれこそ今楽しまないとな。)