遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
「作業や仕事を始める・するために場所を取る」・「散らかしてる」といった意味。男女共用。オールドタイプの遠州人が主に使う表現か。
辞書にも載ってるであろうという共通語だが、商売の品物を並べるとかいった商売をする・始めるという使い方に限らず何かを始める・するのにスペースを取っている場合や散らかしてる状況の際にも使われるのが遠州弁っぽいかもと思って一応記載。
「散らかしやがって」という場合には「店広げてまあ(もう・やあ・ほい)」という「店広げて呆れた」的な組み合わせの言い方をすることが多い。
邪魔なんだけど面と向かって言えないので厭味っぽく「店広げてなにやってるよを」とかいう使い方をすることもある。
例文
「あんたさあ。またおもちゃがんこ店広げてもう。はあじきご飯なんだからちゃんとかたしときなさいよを。」
(あのねえ。またおもちゃ出しっぱなしで散らかしてえ。もうじきご飯なんだからちゃんと片付けなさいよ。)
暫くして
「なによを はあ かたしただ?」
(え?もう片付けたの?)
「うん。」
「早かったじゃん。ほんとにけえ。」
(早かったじゃないの。ホント?)
「あれ信用ないだねえ。」
(え~信用ないんだ。)
「どれえ。嘘だったらぶっさぐるにい。」
(どれ。嘘だったらぶつからね。)
見回して
「ばかっつら。机の下に押し込んだだけじゃん。なにやってるよもう。」
(なんなの。机の下に押し込んだだけじゃないの。まったくう。)
「ちゃんとどかしたじゃん。」
(ちゃんとどかしたじゃないの。)
「かたしなっつったらあ。誰んどかしなっつったよを。」
(片付けろって言ったでしょ?どかせなんて言ってないでしょう。)