遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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例えば「なによを。長野までスキーせえいくう。」
共通語にすると「へえ~長野へスキーをしに行くのかい。」となる。
「そりゃご苦労なことで・大層な」もしくは「呆れたもんだ」というニュアンスを含む感心と「へ~凄いなあ」という驚きを併せ持つ表現。場合によっては「なんだよそれ」という随分といったニュアンスで使われることもある。
別に厭味とか喧嘩売るための表現ではなくごくごく普通に「ふ~ん」とか「へ~」とかいう感情のこもった言い方である。もちろん繋がる言葉によってはいいほうにも悪い方にも取れることにはなるが。
うらやましいという時には(一例)「なによを~まで~せえいくう いいなあや」
皮肉っぽくいう時には(一例)「なによを~まで~せえいくう いいご身分だなあやあ」
男女共用の表現。「~まで」を略す場合もある。「~まで」を略すと「わざわざ」というニュアンスが無くなる。
「せ」と「し」の使い分けは特に無く個人の好き好きか?
する「せえいく」をやる「やりいく」・見る「みいいく」とかに変えても使える。
例文
「なによを。長野までスキーしい行くう このクソ忙しい時にい。」
(嘘だろ。このクソ忙しい時に長野までスキーしに行くのかよ。)
「悪いだ?この日の為に休み貯めただで。いいらあ別にい。」
(なんか問題でも?この日の為に休みを貯めといたんだから問題ないだろ?)
「そりゃサボっていく訳じゃないだであれだけど。にしたって随分だと思わん?こっちゃひいひいだっつうに。」
(そりゃあサボって行く訳じゃないんだから駄目とは言えないけど。それにしたってひどいと思わない?こっちは目が回ってるっていうのに。)
「夏にスキーなんか出来もしんに。」
(夏にスキーなんか出来ないだろ。)
「地球のうらっかあ行きゃやれるらあ。」
(南半球行けばやれるだろ。)
「金ありもしんに。」
(そんな金ないわ。)
「働いて稼ぐだあれ。」
(働いて稼げばいいじゃないか。)
「そんなくれもしんに。」
(大して呉れないじゃないか。)