遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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決して遠州独自の言い回しというものは存在しないのだが、普段はこういう言葉を多用してるよということで。
*「うわずえ」
辞書等による共通語だと「うわぜい」(上背)が正しいらしい。個人差はあるが遠州では「うわずえ」と言う人が普通に存在する。「うわぜえ」・「うわぜ」という言い方をする人もいる。
例文
「あんたうわずえあるねえ。ほんじゃあそこんさあの荷物手え届くらあ。ちょっと取ってみてやあ。」
(君上背があるねえ。それだったらあそこの荷物に手が届くだろう。ちょっと取って貰えないだろうか。)
*「せえ」
「背」。厳密に訳せば「背が」とか「背の」とかいう話しになるのだが。
「せえたかのっぽ」という共通語もあるだろうからごく普通か。「背伸びする」というのを「背え伸びする」という風に使うのが方言っぽい。
例文
「あれえ暫く見んうちにおっきくなったねえ。あんた今せえいくつあるよを。」
(おやあ暫く見ないうちに随分と大きくなったねえ。今身長どのくらいあるの?)
こう問われると「一個しかねえわ」と言いたくなる人は多い。が、実際そう答える人はいない。
*「たっぱ」
おそらくはこれも外から入ってきた純然たる遠州弁ではないと思われる。でもまあ普及しているので記載。男言葉であろうか。
例文
「あのにいちゃたっぱあるでこんくらいひとまたぎだらあ。」
(おのお兄さん身長あるからこれくらい一跨ぎだろう。)
*他にはごくごく普通に「身長」か。言い方は「しんちょお」と言う人が殆どだが極稀に「しんちょ」という言い方をする人もいる。