遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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遠州弁関連
「旨い」を「うみゃあ」とは
遠州では言わない。
レベル 初級レベル
以前にも書いたと思うが再び。
「旨い・美味しい」を「うみゃあ」と発する。
これは名古屋の言い回しだと普通は思うところであるが、岡部町の雄「中山儀助」氏がテレビで「うみゃあ」を連発している様を視る。岡部町は藤枝市つまり駿河に位置するものでこのことから推察するに名古屋と駿河で発せられる言い回しであるようだ。(もっとも旧志太郡とか旧榛原郡とかは方言的には駿河と遠州の中間的な別エリアと考えられなくもないが)
三河で言うかは定かではないが少なくとも遠州では言わないものである。
何故遠州を飛ばして東西で言うのか、というかなんで遠州では言わないのかというのが不思議である。そしてその謎は解明されていない。
もっともうちらも言いたいという訳では無く、感覚的に「うみゃあ」なんて言うのにはとても抵抗感を覚えるものである。
遠州弁で「旨い・美味しい」と言う場合は
「どんまい」・「どうまい」というのが普通である。「うみゃあ」に近い言い方としては「うまいやあ」となろうか。
「ばかうまい」は褒め表現であるよりも感覚表現であり人に伝えるものが微妙に異なる。まあニュアンス的には「どうまい」じゃなく「ばかうまい」の方が「うみゃあ」は近いのかもしれないが。
いずれにしても例えば勧める際の「これ、旨いから食べてごらんよ。」というのを
「これうみゃあで喰ってみい。」とは遠州では言わない
「これ喰ってみい、ばかうまいで。」・「これ喰ってみいに、どんまいでえ。」とかになる。
「これ喰ってみいうみゃあで。」と遠州弁らしい並びに置き換えたとしても言う事はない。
次に感想を発するという際の「これは美味しいや。」というのを
「こいつぁうみゃあ。」とは言わない。
「やあどうまいにい。」とか「こればかうまやあ。」などと発するな。