遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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水がこぼれている様を言ってる訳ではない。
「これは何?」
「おととしのでえ。」
「じゃあこれは?」
「それはあれだあれ、確か最新作だよ」
「じゃあじゃあこれは?」
「もううっさい。てめえで調べな。」
とかいう風に畳み掛けて問うような場合に使われる表現。別に方言でもなんでもないところであろうが遠州ではよく使われるのではと思って記載。
似たようなものでは「それじゃあ」とかがあるが、「それじゃあ」だと若干突っ込んだニュアンスではなく話題を変えてみたいな感じと取れる。それと「じゃあじゃあ」には気分的には乗ってる勢いと急いている勢いがある。
より哀願調(おねだり調)だと「じゃさあじゃあさあ」・「じゃあじゃあさぁ~あ」・「じゃあさあじゃあさぁ~あ」・「じゃあさあじゃあねえ」などという言い回しがある。
「じゃあじゃあ」は基本女性及び子供が使う表現。男だったら「だったら」辺りであろうか。
「じゃあ」の代わりに「では」を使う「ではでは」という言い方があるかというとそれはない。というのも
「ではでは」
は遠州では「それじゃあね」と軽い別れの際に発する言い回しなのでそれと混同することは避けているからであろうか。
「ならなら」については使い手は居る。他には「んじゃんじゃ」などもある。
例文
「今財布に500円しかないだよね。これで買えるもんてどれ?」
「あっちんさあにあるもんならなんとか買えるらあ。」
「でもなあ、こっちの方が物良いだよねえ。これいくらあ?」
「そりゃ1500円だの。」
「うぇ~どたけえ。じゃあこれは?」
「そりゃあ800円かの。」
「じゃあじゃあこれは?」
「やあ、はあ諦めな。こっちんの500円のは無いだで。」
「まけてくれることはしてくれんだか?」
「まけんのっ。」
例文音声はこちら