遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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誰のものという意味。他の言い方では「誰のよ」という表現もある。ま、方言かと言われたら違うだろうけど、一応共通語かどうかは疑わしいので。
憶測であるが「誰のの」の「の」が「ん」に変化した。「誰のもの」が「誰んもん」に変わり省略されて「誰んの」(の=ん・もの=の)となった。
「誰んもん」と言う表現は存在するのであながち間違いではないような気もするがもちろん正しいかどうかは根拠がない。
例文
「手帳誰か忘れてるにい。これ誰のよ。あんたの?」
「しいらんやあ。中見てみい。」
「誰んのか知らんだに、勝手に見ちゃってええだかいやあ。」
「置いとく方どうかしてるだでしょんないじゃん。中見んとわからんらあ。」
「一応声かけとくわ。『お~い。手帳!忘れた人おらん?これ誰んの?・・・返事しんなら中見るにい。』・・・だあれも手え挙げんねえ。」
「何ん書いてあるよぉ。見てみい。」
「ほいじゃ見るでねえ。・・・あとで文句ゆっちゃかんにい。」
「誰にゆってるよを。文句ゆうなら持ちくるって。」
誰だけでなく「私んの」(わたしのもの)「うちんの」(家のもの)「どこんの」(どこのもの)とか他にも色々と使う言い方である。
例文音声はこちら