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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

「ら」と「だら」 その2

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「ら」と「だら」 その2

これが違いの全てではもちろんないのだけれど、こういう使い分けの違いというものもあるよということで。

「おっきいら」だと「「大きいでしょう」

「おっきいだら」だと「大きいんでしょ」

「ほれみいおっきいら」(どうだ見なよ大きいだろう?)

「あそこ有名じゃん名物おっきいだら?」(あそこは有名じゃないの名物が大きいんでしょ?)

「ら」は実物を前にして「だら」は実物がない状況で

と言った風に使い分けをしているのであるが、これが「づら」を使うとどちらでも使える。もちろんイントネーションの違いによって使い分けがなされてあるので混同することはないのだが。

ちなみに「おっきいだ」となると「大きいんだ」といった風になり語尾を上げれば「大きいのか?」となる。

「やっぱおおきいだ。」(やはり大きいんだ)

「やっぱおおきいだ?」(やはり大きいのか?)

例文

「大仏ってやっぱおっきいだ?」

  (大仏ってやっぱり大きいのかなあ。)

「そりゃおっきいだら。」

  (そりゃ大きいでしょ。)

「どんくらいおっきいだかいねえ。」

  (どれくらい大きいのかなあ。)

「知らんよを。見たこんないもん。」

  (知らないよ見た事ないから。)

「さびゆく浜松よりかはおっきいだら。」

  (さびゆく浜松よりは大きいんでしょ。)

「そりゃおっきいら。っつうか較べるもんがおかしいに。」

  (そりゃあ大きいでしょ。っていうか較べる対象が変だよ。)

例文音声はこちら

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