遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
さむい さんむい さみい さあむい さぶい さんぶい 冷える う~冷える
ちべた つべた つんめた ちゃぶい ちゃっぷい どさぶい どっさぶい くそさぶい
くっちゃぶい ばかさむい がんこ冷える ど冷える さぶっ こおる しぬ
まあこれ以外にも「寒い」と伝える表現はあろうがきりがないのでこのへんで。この中でどれが共通語でどれが遠州独特なのかよく区別がつかないので思いついた限り列挙した。
「ひゃっこい」は寒いというより涼しいという夏場とかで使うニュアンスだと私は思っているので外しましたが、地域によっては「寒い」というニュアンスで使われるところもあるやもしれません。
「冬はぬくとい鍋で夏はひゃっこいそうめんがいいな」とかいった風に。
「ど」を使う場合は「さぶい」で「ばか」と「がんこ」を使う場合には「さむい」という言い方をする人が多勢という気がする。
浜松での寒さは風の寒さで、雪国のようなしんしんとした寒さはまず体感するようなことはない。なので厚着でというより風対策が防寒の基本であろう。
とにかく無音の静寂さの中でかじかみつつも背筋が伸びるような凛とした寒さではなく、やたらと屋根の軋みや窓打つ風の騒々しさの中での落ち着きの無い寒さなのである。そうそうはいないが寒さを「(風が)痛い」という表現をするポンポン乗りもいたりもする。
かじかむ、こごえる、いてつく とか言う表現は書き言葉で普段の会話ではあまり聞かない気がする。しばれる という他地方の方言もおちゃらけで使ったりするひともいるがまず使う地域ではない。
ただし、浜松といっても市町村合併でひたすら面積が広くなり山間部においてはこの限りではない。
暑いに関してはこれほどの言い表し方の量はない。
例文
「やあどっさぶいやあ。」
(うわ~凄く寒いなあ。)
「今年一番だって。」
(今年一番の冷え込みだってさ。)
「明日氷張ってたらわし来れんで休むでねえ。」
(明日の朝道路凍結してたら来れないんでよろしく。)
「ばかいっちゃかん。這ってでも来んとかんにい。」
(なに言ってるんだ。這ってでも来なきゃ駄目だよ。)
「冷たいじゃん。」
「だで一番の冷え込みだってゆってるじゃん。」
「いや、そおじゃなくて。」
以前にも書いたが浜松の平地近辺は朝氷が張ることはあるが雪が積もらない。もし雪が積もったら大抵のところは雪道の準備をしていないのでまあもろもろな事が停止して騒動になるだろうな。