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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

おとましいこんでえの

おとましい事だね

「おとましい」気の毒・辛そう・しんどそう(精神的に)・可哀想という意味で使われる。

共通語の(おぞましい)と近いかというと、いやな感じがするという意味合いではあまり使わないような気がするので似て有らざる言葉。

(うとましい)疎ましい、(そういう話を見たり聞いたりするのがいやでたまらない感じ)と言う意味は「おとましい」の(可哀想で見てられない)と言う意味に遠目に近いのだが、疎ましいのニュアンスだと遠州弁では「いやったい」という表現をするので、「おとましい」は共通語に親戚兄弟が存在しない直訳できない言葉かもしれない。

尚、普通は自分の状況に向けてというよりも、他人の状況に反応して使われる事が多いのであるが、一部の集落では、

「おもいっきしとんできたら、はあ歳だかいの息ん切れちゃって、おとましいこんだやあ。」

  (急いで走ってきたら、もう歳なのかなあ、息切れして疲れたわ。)

というように自身に対して自虐的に使うところもある。若しくは単純に疲れた・しんどいという意味で使う集落もある。・・・らしい。

正直な話あまり頻繁に日常会話に出てくる言葉ではないのでこの説明は独善的解釈になってるかもしれないので、「ほんとかええ?」という目で見てつかあさい

通常の使い方の例文も載せようかと思ったけれど、話が不幸でどよよんとなってしまうため暗くなるので割愛させていただきます。

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