遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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なにとんちんかんな事言ってるんだというニュアンスの言葉。
直訳すると「お前はなにを寝言言っているんだ」となる。まあ共通語で使われる意味と大差なく言い方が方言というだけであるが。
とんでもない的外れな事を言ったりした時のつっこみの言葉として使われることが多い。
「おんしゃ」の代わりに「おめえ」という言い方もよく使われる。(男子のみだが)
「お前正気か?本気か?」とかいった覚悟の程を確かめるような言葉ではない。ただ単に「ボケかましてんじゃねえよこのすっとこどっこい」と言っている。
喧嘩が始まる売り言葉になる場合もあるが、概して好戦的な表現ではない。好戦的に変化させたい場合は
「馬鹿かぁおんしゃあ。なに寝言こいてるだあ。ざけんじゃねえわ。」
とかを付加すれば売り言葉になる。「こいとる」が「こいてる」に変わっているがこの方がきつめな発言に感じる。何故なら「こいてる」は「こいてけつかる」の略っぽく聞こえるからである。と勝手に思ってる。
例文
「今日はええ天気だあなあやあ。」
(今日はいい天気だね。)
「おんしゃなにょ寝言こいとるだあ。午前中雨んだあだあだったにい。」
(何言ってるんだよ。午前中雨が凄かったぞ。)
「そうけえ。わし寝とったもんで知らんだわあ。」
(そうなの?午前中寝てたから知らないんだ。)
「寝とったって。知らなんだだ?雷とかも凄かっただにい。」
(寝てたって。気づかなかったのか?雷とかも凄かったのに。)
「おお。知らなんだ。」
(うん気づかなかった。)
例文音声はこちら